オートメーションの新しいマーケットを実現-Soft Robotics

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従来のロボット操作には複雑な操作ができない、コストがかかるといった問題がたくさんあった。これらの問題を解決するのがソフトロボティクスという分野である。ソフトロボティクスのソフトとは、文字通り「やわらかい」という意味である。ソフトなロボットとわざわざ言っているのは、これまでのロボットが、他の工業製品と同じで硬質な手触りの金属的なものだったからだ。

Soft Robotics社は、このソフトロボティクス分野において、独自の新たなソフトグリップ技術を開発し、今まで不可能だったロボット操作を可能にした。同社は、複雑な操作の軽減、適応性の拡大、ロボット操作システムのコスト破壊に焦点を当て、それらを実現することにより、物流、製造、マテリアルハンドリング(物を取り扱う)の新たな分野でのオートメーション化を実現したのである。

構造化されていない環境でのピッキングやパッキング(梱包)

従来のロボットグリッパーは高価であり、扱う製品の重量、サイズ、形により自動化ができない、倉庫、製造、および食品加工において使用することができない。この問題を解決するべく、同社は適応可能で、安価で、使いやすいロボティックグリッパーを作り出した。

Soft Robotic社のソリューション

単一のデバイスで様々な大きさ、形状および重量の項目を操作することができるグリッパーを設計、構築し、システムをコントロールする。また、ソフトロボットアクチュエータの科学を活用することにより、従来、手動で行っていたビンのピッキングや、受注処理、およびその他の複雑なピックアンドプレース作業に依存していた施設を自動化することが可能になった。Soft Robotic社が開発したグリッパーは主に以下の3つの面で活躍している。

  • 倉庫物流
    電子商取引に使用される倉庫は、絶えず変化し増え続ける数のSKU(最小在庫管理単位)を保管する。これらの施設をオートメーション化するには、様々な形状、サイズ、および重みを持つアイテムを操作できるシンプルな適応グリッパーが必要になる。
  • 進化する組み立て

    製造設備の自動化は、高度に構造化タスクに制限されている。その結果、多くの産業ではまだ手動組み立てに依存している。構造化されていない環境で優れた動作を可能にするグリッパーが必要である。
  • 食品を扱う

    従来のグリッパーでは、多くの食品(例えば桃やトマトなど)に損傷を与えずに操作することはできない。自動化された農場や食品包装工場では、繊細な材料を処理するために設計されたグリッパーが必要になる。

会社概要

会社名 Soft Robotics
CEO Carl Vause
設立年 2012年
拠点 アメリカ合衆国
社員数 20人規模
事業内容 マテリアルハンドリング、ロボット工学、材料科学、機械工学
主な商品 Warehouse Logistics、Advanced Assembly、Food Handling
会社URL http://www.softroboticsinc.com/

メンバー紹介

Carl Vause

Carl Vause
CEO、ディレクターSEO
Vause氏は、Soft Robotic社の最高経営責任者(CEO)である、同社に来る前、彼は、技術や医療機器企業でさまざまな上級職についており、最も最近では、OmniGuideサージカルでのマーケティング担当副社長についていた。Smith&Nephewでは、共同修復事業のグローバルフランチャイズリーダーを務め、その時の年間の歳入は5億ドルであった。また、内視鏡検査グローバルビジネスユニットのグローバルマーケティング、戦略ディレクターおよびビジネス開発担当副社長などのさまざまな職についていた。また、アメリカ海軍では海軍飛行役員も務めた。

Mark Chiappetta

Mark Chiappetta
チーフテクノロジーオフィサー
Chiappetta氏は高成長企業や中堅企業で20年以上の経験を持つ高エネルギー技術のリーダーである。彼はロボット技術の最新情報を活用し革新的な製品の製造、設計、開発に熟練している。彼の発明はロボットや自動化の分野において30以上の特許を持ち、今なお多くの特許が申請中である。Soft Robotics社に入社する前はR&Dのシニア副社長としてBIONX Medical Technologiesで2年半過ごし、そこでBiOMロボティック足首人工装具の開発を監督し、iRobot社では15年間、さまざまな技術的リーダーシップ的な役割を担い、ついにはiRobot’s Advanced Systems and Technologyグループの副社長にまで上りつめた。また初期の頃には「ロボット工学の父」と全世界で知られているジョセフ・F・エンゲルバーガーのために働いたこともある。

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SAKIGAKE編集部

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