治験の質向上に貢献!治験薬の服薬遵守をあげるCLINICAID-2P2D Solutions Ltd.

CATEGORY: GENIUS

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2P2D Solutions社は治験参加中の服薬遵守をサポートするシステムを開発し、治験依頼者(製薬会社)、CRO(開発業務受託機関)、治験実施医療機関及び治験参加者(患者)に貢献しています。

治験/治験薬とは? – 治験薬服薬遵守の重要性

治験とは、新薬開発のための「治療を兼ねた試験」を行うことです。治療効果について調べている段階の薬を「治験薬」といいます。治験中は「治験薬」の有効性、安全性に関わる様々なデータが集められ、評価されます。「治験薬」の治療効果を正しく評価するため、また患者の安全を確保するため治験中は治験薬を指示通りに服薬してもらうことが非常に大切なことになります。

しかし、治験薬が指示通りに服薬できない理由は多くあります。下記にその一例を記載します。

  • 服薬に関する指示を誤解又は勘違いしていた
  • 服薬に関する指示が複雑で難しかった
  • 飲み方がわからなかった
  • 服薬自体を忘れてしまった
  • 症状がよくなったので薬をやめてしまった
  • 身体的な理由で飲み込めなかった、薬剤の包装を開けられなかった
  • 薬剤の匂いや味がまずい、臭い
  • 使用上の注意が不便・制限がある

服薬ができなかったという事実は、大抵タイムリーに治験医療機関や治験を管理している治験依頼者やCROには届きません。コンプライアンス(遵守)に関する情報がリアルタイムに届かないことで、治験の質や結果に大きな影響を及ぼすことがあります。患者も、服薬の間違いで好ましくない症状や病気にさらされる危険もあります。

これらの問題解決のために開発された服薬遵守をサポートするシステムが「CLINICAID」です。

治験関係者みんながハッピーを目指すCLINICAID

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(出典:2P2D Solutions公式YOUTUBE

「CLINICAID」にできることは多くあります。

  • 服薬時間になると音声と点滅する光で患者に通知。
  • 生体認証を使用し患者を確認
  • 予め設定された1回分の薬を患者へ配給。
  • どのように服用するか音声で患者に説明。
    例えば”食後に1錠服用”など(音声言語は患者の母国語、または選択された言語を使用)
  • 服薬後、完了のデータを2P2D Solutions社へ送信
  • 服用時間に「CLINICAID」が使用されなかった場合は、アラート(警報)が2P2D Solutions社へ送信
  • アラート(警報)情報は治験医療機関や患者へのフォーローアップに生かされる
  • 複数の薬剤を使用する場合は、治療プログラムに従い様々な投薬計画に対応可能
  • 治験依頼者、CRO、治験実施医療機関は、必要な服薬遵守データへアクセス可能
  • 何らかの安全上の問題で服薬を中止する必要がある場合にはリモートで一時休止させることが可能

このように「CLINICAID」は患者に対しリスクを減らし指示された服薬をサポートし、治験実施医機関、CRO、治験依頼者に対しリアルタイムな服薬状況を管理できる環境を提供し正確で質の高いデータ回収に貢献します。質の高い治験データは規制当局による審査にも役立ち、国による承認後、その薬は日常診療で患者さんの治療に使用されることになります。

会社概要

会社名 2P2D Solutions Ltd.
CEO Ofer Baram
設立年 2007年
拠点 イスラエル
事業内容 治験中の服薬管理に関連する問題を解決するデバイスの開発及び商業化
主な商品 CLINICAID, SLIMPACK
会社URL http://www.2p2d.com/
沿革 2017年 設立
2009年7月 経済産業省内にあるThe Office of the Chief Scientistが後押しするプログラムに参加

メンバー紹介

Ofer Baram
CEO、創設者
イスラエル バル=イラン大学より政治学経済学の学士を得る。
イギリス ダービー大学でMBA取得。
起業家、投資家、プロジェクトマネージャーとして経験があり、首相官邸で約30年、大小様々なプロジェクトに関わる。

Mordechai (Moti) Peer
CTO、共同創設者
イスラエル工科大学で工学士を得る。
イスラエル バル=イラン大学でExecutive MBA取得。
幅広い工学、ソフトウェア開発の経験を持ち、その豊富な経営、ハイテク技術の経験を2P2Dにもたらしている。首相官邸で18年近く働き、最後はTechnical Development 部署を率いていた。

Ran Frenkel
VP Business Development
ヘブライ大学で薬学士を得る。
グローバルCRO CliniPace WorldWide一部門であるPFC Pharma Focus AGのVP International Business Developmentを務める。
ライフサイエンス業界での長年の経験から、薬剤開発における幅広いネットワーク、知識を持つ。彼のキャリアは、スタートアップベンチャーからバイオテクノロジーや医療機器会社、大企業(CRO、製薬会社)にわたり、臨床研究・薬事面のコンサルタントを専門とする。

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SAKIGAKE編集部

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海外のスタートアップ、テクノロジーに関する最新情報を発信していきます。 海外の起業家たちが、何の課題に目を向け、どんなことを仕掛けようとしているのか。 最新技術だけでなく、未来を創ってきた人や、これから未来を創ろうとしている人の生活・人生もご紹介します。
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