会議の質を上げる!!スタートアップが教える近未来の会社のあり方-Gridspace

CATEGORY: GENIUS

TAG:

コミュニケーションとは何か?私達が日常的に使う言葉には一つの目的がある。それは「情報の交換」である。会議や会話、人と人とが言葉を交わすことで私たちの間でアイディアは生まれ、現実的なプランへと育っていく。Gridspace、このスタートアップは会社内での一つ一つの作業を効率化させるソフトウェアを開発している。例えば、どんなに早朝の会議であっても聴き漏らしをなくし後で読み返せるように議事録の作成、または、クライアントとの電話を解析し満足度の測定、会話内のキーワードのリストアップなどと、会社内の「情報伝達」を効率化することにより会社全体での生産性をあげることを目的としている。

近年、テクノロジーの進化により人の発する言葉を波長として聞き取り解析することができるようになった。それにより「喋る」ということに対しての理解が深まり、最近ではNLP(Natural Language Processing、自然言語処理)と呼ばれるアルゴリズムでAIと人間を喋らせる試みさえ始まった。今回紹介するGridspaceは会議や電話などでの会話を記録し、文字化、キーワードのリストアップ、会話データの検索などを可能とするソフトを作っている。この記録されたデータはパソコンや専用のアプリがインストールされたスマートフォンなどでアクセスできるようになっており、スカイプやビデオ通話などを使った会議でも聴き漏らしをなくし、「言葉と言葉のすれ違い」をなくそうとしている。

Gridspace_1
Gridspaceの企業ロゴ
(出典:Gridspace公式ページ

GridspaceはAppleのSiriを開発した研究者達やSTAR(語学認識)研究所、そしてスタンフォードのエンジニア達によって開発された。このソフトウェアは複雑な会話をNaturalLanguage Processing (自然言語処理)が埋め込まれたAIによって解析することにより、会話の一番重要な箇所などを識別させたり、会話をカテゴライズさせたりすることを可能とする。会議を一文字も漏らさずに録音、データ化することにより会社内でデータ伝達の効率が上がり、結果的に会社全体の生産効率をあげることができる。

Gridspace_2
Gridspaceを使うとどんなアイディアでも逃さない
(出典:Gridspace公式ページ

GridspaceにはMemo M1というセンサーが必要だ。このMemo M1は会議室などにおくことで会議が始まると自動的に全てを記録してくれる。本体の電源をつけておけば、モーションセンサーが部屋に人が入ったことを認識しソフトウェアを起動させる。本体が起動すると会議に参加している人たちのスマートフォンの専用アプリと連動したセンサーで指紋認証と発声認識などを行い、参加者の名前をリストアップその後会議の議事録を作成してくれる。会議が終了すると専用のアプリを通じて会議のデータがEメールに送られてくるようになっている。

この会社を立ち上げたのは3人のエンジニア達である。NASA元エンジニアのAnthonyScodary氏、そしてコンピューターエンジニアのNico Benitez氏、製品設計に関わったEvanMacmillan氏、彼らは皆名門スタンフォード大学出身のエリート達だ。彼らの作ったGridspaceはこれからのオフィスの環境を変えていくであろう。会議ではノートを取ることよりもその場で話し合っていることに集中でき、会議の内容は全てデータ化され情報の伝達が早くなる。そして、クライアントからの電話はコンピューターにより解析され新しい問題点やアイディアも取り逃がさない。彼らのGridspaceはこれから会議室や電話、多くの場面で多彩多様なアイディアを発掘することだろう。

会社概要

会社名 Gridspace
CEO Evan Macmillan
設立年 2012
拠点 シリコンバレー
社員数 11-50人規模
事業内容 人工知能の研究や、ソフトウェア開発
会社URL https://www.gridspace.com/

メンバー紹介

Evan Macmillan

Evan Macmillan
CEO & Co-Founder
Zappydy設立者。
製品設計エンジニアの学士号をスタンフォードで取得。

Anthony Scodary

Anthony Scodary
Co-Founder
NASAのジェット推進研究所でシステムエンジニア。
スタンフォード出身で物理で学士号、天体物理学で修士号を取得。

Nico Benitez

Nico Benitez
Co-Founder
OnliveでUIなどの複雑なデザインを任される。
スタンフォードで情報工学の学士号を取得。

TAG

WRITER

SAKIGAKE編集部

SAKIGAKE編集部

海外のスタートアップ、テクノロジーに関する最新情報を発信していきます。 海外の起業家たちが、何の課題に目を向け、どんなことを仕掛けようとしているのか。 最新技術だけでなく、未来を創ってきた人や、これから未来を創ろうとしている人の生活・人生もご紹介します。
MEDIA |  |