グローバルなサービスで大活躍!“面倒見の良い“経理自動化ツール―Tipalti

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今回紹介するのは、オンラインショッピングや、広告ネットワーク、クラウドソーシングといったオンラインサービスの運営会社で活躍する経理自動化プラットフォームを開発したTipalti社です。

多様な取引先による物やサービスのやりとりを仲介するこれらのサービスに必要不可欠な支払手続きの業務負担を80%削減してしまうという驚きのプラットフォームですが、一体どんなものなのでしょうか?

取引先とのやりとりを自動化して、業務負担を大幅削減!

Tipalti 社のプラットフォームは、各種オンラインサービスの経理担当者が、例えばオンラインショッピングであれば商品の売り手、クラウドソーシングであれば仕事を提供するフリーランスといった取引先に支払いの手続きをする際の業務を自動化してくれます。

一口に支払い手続きといっても、取引先への支払い方法の確認、請求書の受け取り、支払いが完了した後の報告、確認と様々な業務があり、逐一メール等「手動」でやっていては、特に取引先の数の多いサービスの場合は膨大な時間がかかってしまいます。

こうした手間を最初から最後まで自動化してしまうことで、経理業務を効率化するTipalti社のプラットフォームですが、具体的にどのように自動化するのか見てみましょう。

支払いの際にまず必要となる取引先の情報の登録ですが、こちらはプラットフォームを導入していれば、取引先が希望の支払い方法などを入力するためのフォームをサービスのサイトに自動的に付け加えてくれます。

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取引先の支払い方法入力画面。画像はインターネットドメイン登録サービスGoDaddyにおける入力ポータル利用例。(出典:Tipalti社公式サイト

更に、請求書も支払い先がアップロードしたものを自動的に読みとってくれますし、メインとなる支払い自体はもちろん、支払いの完了報告や、支払いが失敗した場合の原因の通知も全て取引先に自動送信してくれます。

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Tipalti社ロゴ。元々イスラエルで創業した同社ですが、社名はヘブライ語で「面倒を見る」という意味合いなんだそうです。まさに社名の通り、経理の仕事を最後までしっかり面倒見てくれるプラットフォームを開発しています。(出典:Tipalti社公式サイト

グローバルな取引、多様な支払い方法にも対応

昨今では、グローバルに展開するオンラインサービスも増えています。取引先の拠点の国・地域が多様になれば、それだけ支払い方法も多様になってくるでしょうし、通貨や金融機関のシステム、税金に関する法律も異なります。

そんなグローバル化への対応も徹底したTipalti社のプラットフォームは、なんと190ヵ国以上、120以上の通貨に対応。国際的な取引の際の税務書類も読みとりできるようになっています。取引先情報の入力フォームも、取引先の国のシステムに合わせたものを自動的に用意できるようになっています。

支払い方法も銀行振込からPayPalアカウントへの振込、小切手など多様な選択肢の中から取引先が自由に選べるように対応していますし、請求書も紙媒体のものであってもデジタル形式であっても同じように内容を読みとってくれます。

多様な支払い形式に対応してくれるのは、サービス運営側にとっても別々の対応をしなくて済むので効率化につながりますが、取引先にとっても都合のいい方法が選べて便利ですね。

そして最後に、忘れてはいけないセキュリティ

支払い手続きをほとんど自動化してしまうということ、さらに多様な取引先に対応しているということで、本当に安全に取引ができているのか、というのも気がかりですよね。ですがそこもしっかり対応してくれているのがTipalti社のプラットフォームです。

同プラットフォームにはブラックリストに登録されている詐欺行為をする恐れのある支払い先を自動的に報告する機能や、銀行など金融機関のポータルサイトへの不正アクセスを防ぐファイアウォールも搭載されています。

それからインターネット上のプラットフォームなので、いつでも支払い手続きの状況を確認できるというのも安心です。

まとめ

経理を効率化して、しかも多様な支払い方法を一括で管理できてしまうTipalti社のプラットフォームですが、世界中のユーザーがスムーズに、安心し取引のできる多様なサービスを当たり前のものにしてくれそうですね。

会社紹介

会社名 Tipalti Inc.
CEO Chen Amit
設立年 2010年
拠点 アメリカ
社員数 51-200人規模
事業内容 グローバルサービス向け経理自動化プラットフォームの開発
会社URL https://tipalti.com
沿革 2010年 創業。300万ドルの出資を受ける(シリーズA)
2014年 1300万ドルの出資を受ける(シリーズB)
2016年 1400万ドルの出資を受ける(シリーズB)。Finances OnlineのSupreme Software Award、Expert’s Choice Awardを受賞。
2017年 Finances Online Great User Experience Award受賞。
(参考:CrunchBaseFinances Online

メンバー紹介

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Chen Amit
CEO・創業者
テクニオン-イスラエル工科大学で科学士号、欧州経営大学院(INSEAD)でMBAを取得。ECI Telecom社ではADSL事業を立ち上げ、年間売上1億ドルを達成。ビジネスインテリジェンスソフトウェアを開発するVerix社、現在はNokia Networks社の傘下にあるキャリアイーサネット会社Atrica社でCEOを務めるなど、ハイテク企業での経営経験が豊富である。

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Manish Vrishaketu
COO
Tipalti社では主要な銀行・金融機関との提携に携わり、グローバル展開、顧客獲得、経理を主導している。モバイル決済大手のGoSwiff社で南北米部門の代表を務め、Fiserv社でビジネス開発・製品戦略部長を務め、BtoC決済、支払い請求及びその他電子決済分野へのマーケット拡大を主導した。個人及び企業向け決済サービス会社CashEdge(現在Fiserv)社ではゼネラルマネージャーを務め、送金、リスクマネジメントソフト事業を展開、インド地域の担当でリーダーを務めた。

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Oren Zeev
会長・創業者
テクニオン-イスラエル工科大学で科学士号、INSEADでMBA取得。現在はOvens Capital社に所属。技術系企業へ数多く投資し、ここ10年間は特にウェブアプリケーション、デジタルメディア分野に投資している。以前はApax Partners社に所属。多数のウェブサービス会社の取締役会にも所属してきた。

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SAKIGAKE編集部

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