ビッグデータを活用して農業業界を一つにつなげる先駆け-Gro Intelligence

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最近、ビッグデータを活用した問題解決の手法が取りあげられています。ビッグデータを活用することにより多くの情報が得られるだけでなく、今後の予測を立てやすくなるため問題解決の幅が広がるメリットから導入している企業も多いようです。

アメリカニューヨークに本社を置くGro intellingence社は世界中の農業に関する生産率、価格の動向などあらゆるデータを提供しているスタートアップ企業です。農業従事者や投資家達にとって農業市場のデータ化や構造化は今後の見通しを立ててていく上で非常に役に立ちます。

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(出典:Gro intelligence公式サイト)

信頼性のある多様で精密な農業データをいつでも検索できる

同社が開発したClewsというシステムはさまざまな最新の農業データを検索、閲覧することが出来ます。衛生画像や政府または業界のレポート、農家からの報告などによってClewsの農業データは絶え間なく更新されています。過去のデータを分析して構造化することにより、収穫率の予測もできます。

従来、農業のデータ調査は困難を要し、高度な知識を有する専門家達が調査して特殊なソフトウェアを使うなどしても数週間もかかっていました。今まで精度の高い農業データはほとんどありませんでした。しかし、Clewsを使えば誰でもいつでも構造化された農業データに簡単にアクセスすることができるようになりました。また、同社のこのような取り組みはまだ未開拓とも言えるアフリカの農業市場に転機をもたらす働きかけを行っています。

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(出典:pexels

アフリカにおける農業の問題点、解決策は?

アフリカの農業市場において深刻な事は農業のデータの情報量が少なく、信頼性が低いことにより、投資と成長が妨げられていることです。利用できる耕作地があるにも関わらず未開拓のままになっている状態です。また、干ばつや洪水などの自然災害が多いアフリカでは天気や気候などの環境が農作物の生産に大きく影響してきます。

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(出典:Gro Intellingence公式サイト)

CEOのSara Menker氏はClewsを導入することによってこのようなアフリカの農業市場に変革をもたらすことを目指しています。精密にデータ化されたClewsの情報により多くの農家や投資家、バイヤーなどの農業従事者に必要な情報を提供しサポートすることができるだろうと述べています。このようなことからClewsは農家と農業業界を結ぶ架け橋と言い換えられるかもしれません。同社の今後の活躍を期待します。

会社概要

会社名 Gro Intelligence
CEO Sara Menker
創業 2014年
拠点 アメリカ合衆国ニューヨーク
社員数 11-50人規模
事業内容 農業市場データの調査、分析
主な商品 Clews
会社URL https://www.gro-intelligence.com
沿革 2014年 設立
2015年 CB insightsでCEOのSara氏が会社についてのインタビューを受ける。
(参照:crunchbase

メンバー紹介

Sara Menker

Sara Menker
CEO
Gro社を設立する前はモルガン・スタンレー社の商品グループの副社長を勤め、コモディティリスクマネージメントでキャリアをスタートしました。マンデラ開発研究機関(MINDS)と国際熱帯農業センター(CIAT)の理事長を勤めています。コロンビア大学で経済学とアフリカ学を専攻。(参照:Linkedin

Sewit Ahderom

Sewit Ahderom
COO
Gro社の前はアフリカの民間投資ファンドHelios Investment Partnersの副社長を勤めていました。(参照:Linkedin

Nemo Semret

Nemo Semret
CTO
NemoはGoogle社のランキングアルゴリズムの開発をしたソフトウェアエンジニアです。Google社を経た数年後にGro社に参加しました。数多くの研究出版物の著者でもあります。(参照:Linkedin

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SAKIGAKE編集部

SAKIGAKE編集部

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