プライバシーを守りつつ見守るシステムが、お年寄りの自由を生む-Lively

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離れて暮らしている大切なひとり暮らしの高齢者のお母さん、お父さんが気になることはありませんか?「ひとりなのに何かあったら」という心配はつきません。たとえ一緒に衣食住共にすることができたとしても、四六時中一緒にいることは不可能です。

そんな「24時間付き添ってあげることができたらどんなにいいか」実現不可能と思われることを実現したシステムと、「Lively’s safety watch」がlively社によって開発されました。

一見腕時計と変わらないそのツールは、「体の変調を知らせる」「薬を飲む時間を知らせる」「万歩計」機能を搭載しています。このシステムとツールがあれば、高齢者の方もその家族の方も安心して生活を送ることができます。

ほかにも離れて暮らす家族の近況を月に一回フォトアルバムにして自宅に届けてくれる嬉しいサービスも提供しています。離れていても家族とのつながりを感じることができます。

プライバシーを尊重しながら24時間寄り添うことができる優れた機能

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(出典:公式ホームページ

「優れたツールの操作はシンプルに」そんな開発者の思いが伝わってくるこのツール。高齢者の方と見守る家族の状況と心境をよく理解して作られています。(参照:Lively社公式ホームページlively’s safty watch紹介ビデオ

使い方は「小さな白いセンサー」をよく利用する場所に貼り付け、腕時計を装着するだけです。貼り付ける場所は、「冷蔵庫」「薬入れ」「お風呂場」など。独自の携帯電話ネットワークと、高齢者の自宅中に貼り付けたセンサーを利用して高齢者の方の行動を毎日見守ってくれます。

もしも日常習慣に乱れがある、ご自身で不調を感じたら、時計にある「ヘルプボタン」を押すと、24時間対応のオペレーターがその出来事を把握して救急車を呼ぶなどの適切な対応をしてくれるのです。

環境を変えることなく自宅で、安全に快適に暮らすことができます。方法も監視カメラとは違い、センサーです。誰かに見られているという感覚もありませんのでプライバシーが尊重されます。

高齢者と家族に笑顔をもたらすもうひとつのサービス

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(出典:公式ホームページ

lively社が「ボーナス」として提供した「任意の家族や友人のソーシャルネットワークにアップした写真やメッセージをまとめてフォトアルバムとしてメール便で届ける」というサービスがあります。

このサービスの嬉しい心遣いはメール便で届くこと。パソコンやスマートフォンを使用する必要がないのです。このアイディアもパソコンやスマートフォンなどを使うことが難しいお年寄りを考慮してのことです。

このふたつのサービスを利用することによって、遠く離れて見守る家族の方も「何かあったのではないか」といった心配を理由に高齢者の方を訪れる必要もなくなります。「顔が見たくなったから」「お孫さんを見せたいから」といった喜びを理由に会いにいくことができます。

まとめ

このツールを紹介したビデオを観た時に凄い!と思ったと同時に、「ひとり暮らしをしていた父親が生きていた時に知っていたら」という思いが沸きあがりました。「毎日電話をする」「時間があれば顔を見にいく」そういった行動は父親のためだったというよりは、自分が安心をするためだったように思います。

このlively社の見守りシステムは、高齢者に安心を与え自由を生みだすことができます。年を重ね身体の機能が衰えていくと、「突然何か起こったらどうしようか」といったことが心配になり、「外出を控える」など行動に制限をかけてしまうようになってしまいます。「何かあっても知らせることができる」「適切な処置を早い段階で受けることができる」と思うと行動範囲が広がります。

高齢化社会が進み、ひとり暮らしをしている高齢者の方が多い日本社会の問題も解決してくれる開発だといえます。思わず「日本語表記のシステムを開発して欲しい」と願ってはいられません。そして私が年をとった時にもこのツールがあれば、安心して生活を送ることができると希望を持てた開発です。

会社概要

会社名 Lively
CEO Iggy Fanlo
創業 2012年
拠点 アメリカ合衆国
社員数 11-50人規模
事業内容 ヘルス・フィットネス
主な商品 ヘルスケア
会社URL http://www.mylively.com
沿革 2013年4月16日 クラウドファンディングを行なう「kickstarter」でスタートアップ収入と製品知名度を上げようと資金調達活動を開始。
2017年2月26日 アメリカのプレスリリース配信サイト「Prweb」でサービスリリースを発表。

メンバー紹介

Iggy Fanlo

Iggy Fanlo
共同創設者、最高経営責任者
1983年にブリンストンゴルフチームのキャプテンを務めたあと、将来を医学業界に見据えながらも金融業界に身を置きました。そして15年間の金融業界、13年間のインターメディア業界を経験。その後胸に秘めていた医学、健康、技術に対する彼の執念がlively社を設立。(参照:公式ホームページ

David Glickman

David Glickman
同創設者、最高執行責任者
DJ事業の共同創設者、Macコンサルティング事業、iPadアプリに関する仕事に従事と様々な業界を経験。彼にとってそれらの経験を活かし、人々との生活と結びつけることはLively社を立ち上がる自然な動機になりました。(参照:公式ホームページ

Keith Dutton

Keith Dutton
共同創設者、最高技術責任者
Keith氏は高校時代にアメリカで毎年恒例のマーシャルアート選手権で2位を獲得していた経歴を持ちます。しかし訓練のし過ぎで膝に問題を抱えてしまいました。その時に自分の運動パターンをプログラミングすることでその問題を克服。その時の情熱が今も研究、開発に活かされています。(参照:公式ホームページ

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SAKIGAKE編集部

SAKIGAKE編集部

海外のスタートアップ、テクノロジーに関する最新情報を発信していきます。 海外の起業家たちが、何の課題に目を向け、どんなことを仕掛けようとしているのか。 最新技術だけでなく、未来を創ってきた人や、これから未来を創ろうとしている人の生活・人生もご紹介します。
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