水も太陽も土もいらない?都市部でもレタスの水耕栽培が可能に ― PodPonics

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アメリカにおけるレタスの生産量は中国に次いで世界で二位となっておりアメリカはレタスの大量生産国家です。

アトランタに本社を置くPodPonics社は農地を必要としない都市部でのレタスの栽培に力を入れています。今までの農業の常識では、まず栽培するための土壌と太陽と水が必要であることが大前提でした。アメリカではレタスを栽培してから都市部に出荷する際に時間がかかってしまい、レタスが傷んで使い物にならなくなるというケースがよくあります。同社は屋内でのレタスやハーブの栽培を統一し、作物に必要なだけの太陽エネルギーや温度、湿度のコントロールを自動で制御することが出来るシステムを開発しました。

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(出典:PodPonics facebookページより

制御システムとライトの相互作用でレタスの成長をコントロール

同社の用いるシステムはLEDライトを使って土壌や農地を使わずにレタスの水耕栽培をする事が可能で、植物の成長に合わせて光を供給する設備を備えています。屋内で栽培されたレタスは大気汚染のない状態で栽培されており、農薬も必要ありません。

気象や環境に影響されないで作物を栽培出来る点や農業に向いていない土地での栽培が可能なことは田舎ではなく都市部での農業が可能になるということです。水耕栽培を行った場合出荷地から時間をかけて運ぶ必要がなくなるわけです。

つまり栽培期間が短くすぐに収穫できることから、採りたての新鮮なレタスをお店やレストラン、スーパーに提供することが可能になるのです。

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(出典:PodPonics facebookページより

いつでもどこでもボタンひとつで農場内の管理が可能

Podponics社の開発したシステムはタブレットやスマートフォン、PCを使って農場内の空調設備、CO2レベル、pHレベルを管理する事が出来ます。部屋の環境に変化があった場合、すぐに通知してくれる機能もついています。

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(出典:Podponics公式サイト)

世界に向けてのプロジェクトも進行中

Podponics社の作ったコンテナ型農場のシステムは既にオマーンとドバイでも展開されています。食物自給率が低く、農業に適した環境が少ない地域において、どこでも野菜の栽培が可能なコンテナ型農業の登場はまさに一筋の光明とも言えるでしょう。

今後このような水耕栽培のシステムが各地で需要が増えていくことは間違いありません。
同社の今後の活躍に期待します。

会社概要

会社名 PodPonics
CEO Matt Liotta
創業 2010年
拠点 アメリカ合衆国アトランタ
社員数 11-50人規模
事業内容 都市部でのレタスの栽培、販売
会社URL http://www.podponics.com
沿革 2010年 設立
2011年 米雑誌Fast Companyで輸送型コンテナ農場の紹介をされる
2014年 New Ground Ventures社から340万ドルを調達する(シリーズA)
(参照:crunchbase)

メンバー紹介

Matt Liotta
CEO
技術システムの専門家でもあります。前職ではSpot Mobile International株式会社でディレクターを勤めていました。エモリー大学卒業。(参照:LinkedIn

Charles Wu
COO
農業研究業界で15年間の経験があります。営業やマーケティング、製品開発、ソフトウェア開発に造詣が深いです。(参照:LinkedIn

John Deroo
CTO
(参照:LinkedIn

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SAKIGAKE編集部

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海外のスタートアップ、テクノロジーに関する最新情報を発信していきます。 海外の起業家たちが、何の課題に目を向け、どんなことを仕掛けようとしているのか。 最新技術だけでなく、未来を創ってきた人や、これから未来を創ろうとしている人の生活・人生もご紹介します。
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