業界必見!webメディア運営で活躍するAIとは?―Echobox

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今や最新ニュースなどのあらゆる情報を手に入れるのに欠かせないwebメディア。新聞社や雑誌の出版社がネット上で記事を公開する場合もあれば、当サイトのように本来はメディア事業を専門にしていない企業が運営するwebメディアもあり、その形態は様々だ。

しかし、形態は違えどもwebメディアに共通する目標は「より多くの人にコンテンツを読んでもらう」こと。そんなwebメディアの抱く望みを叶えるべく、ロンドンのスタートアップ企業Echobox社が開発したのはソーシャルメディアの活用で記事へのアクセスを伸ばす、いわゆる「ソーシャルメディア戦略」に特化したAIによるサービスだ。

戦略から実行まで、ソーシャルメディアの管理は「Larry」におまかせ!

今や多くのwebメディアがTwitterFacebookといったソーシャルメディアを利用しているが、これらを活用するメリットはなんといっても情報の拡散力だ。例えばある記事について紹介したソーシャルメディアへの投稿が注目され、爆発的にシェアされればその記事への閲覧数が増えるだけでなく、運営するメディア自体を大勢に知ってもらうチャンスとなる。

とはいえどんなタイミングで、どんな内容の投稿をすれば大勢にシェアしてもらえるか考えるのはなかなかの悩みどころ。Echobox社の創業者でありCEOのAntoine Amann氏も以前webメディアの運営に携わった際にこの課題に直面したという。

Amann氏がそんな自身の経験を元に創業したEchobox社は、AIによるデータ分析によってwebメディアそれぞれに合ったソーシャルメディア戦略を手助けするサービスを開発。

同社の開発したAI、通称「Larry」は、ソーシャルメディア上のトレンドだけでなく、運営するwebメディアへの訪問者の動向や、ソーシャルメディアアカウントのフォロワーが何を話題にしているかといった情報を分析することにより、いつ、どの記事について、どれ位の頻度でソーシャルメディアへ投稿すればより多く拡散してもらえるか、という戦略を考えてくれる。

しかも戦略を立てるだけでなく、なんとwebメディアのコンテンツを読みとり、記事のわかりやすい要約文を考えたり、内容に関連するハッシュタグを追加したり、実際にソーシャルメディアへ投稿することも自動で行ってしまうというのだ。

「Larry」という名前で擬人化されている通りまるで一人のソーシャルメディア担当者のように活躍するAIの存在自体にも驚きだが、その実績もなかなか凄い。Echobox社の公式サイトでは成功事例の数々が紹介されているが、芸能情報サイトのCelebuzzではEchobox社のサービスを利用した結果、Twitterからのページ閲覧数が10倍以上に増加したという極端な例も紹介されている。

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CelebuzzのEchobox社サービス利用前→利用後のFacebook/Twitterからのページ閲覧数の推移。
(出典:Echobox社公式サイト

さらには、英語圏だけでなく、フランスやポルトガル、アルゼンチンといった世界各地のwebメディアでも幅広く活躍しているようだ。

まとめ

webメディア運営者にとっては、Echobox社のサービスはソーシャルメディア担当者の人員不足の解消や、作業の効率化に大いに役立ってくれる存在になりそうだ。

それだけでなく、常に大量に投稿が増え続けるソーシャルメディアのデータを分析する能力や、政治や経済などの固い話題を扱うものから生活や趣味に関するカジュアルなものまで幅広いwebメディアの内容を読み取る能力など、AIの高度な技術の精度向上にも挑戦し続けて欲しい企業だ。

会社概要

会社名 Echobox Ltd.
CEO Antoine Amann
創業 2013年
拠点 イギリス
社員数 11-50人規模
事業内容 webメディア向けソーシャルメディア戦略用AIの開発
主な商品 Larry
会社URL https://www.echobox.com
沿革 2013年 創業
2014年 ソーシャルメディア戦略AIサービス開始

メンバー紹介

Antoine Amann

Antoine Amann
CEO・創業者
ケンブリッジ大学卒業。以前は経済ニュースサイトを運営するFinancial Times社に務めていた。

Marc Fletcher

Marc Fletcher
CTO
ケンブリッジ大学卒業。同大学のキャベンディッシュ研究所に所属していた。

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SAKIGAKE編集部

SAKIGAKE編集部

海外のスタートアップ、テクノロジーに関する最新情報を発信していきます。 海外の起業家たちが、何の課題に目を向け、どんなことを仕掛けようとしているのか。 最新技術だけでなく、未来を創ってきた人や、これから未来を創ろうとしている人の生活・人生もご紹介します。
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