AI+IoT技術で、食事からペットを健康に-Petnet

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ヒトだけでなく、ペットの犬や猫だって肥満になることはある。現にアメリカでは、ペットとして飼われている犬の54%、猫の58%は「太りすぎ」または「肥満」なのだという(Association for Pet Obesity Prevention 2016年調べ)。

その大きな原因の一つが飼い主による「餌やり」。ペットフードを与えすぎたり、質の悪い餌を与えることでペットの健康が害されている場合があるのだ。Petnet社はこうしたペットへの間違った餌やりの習慣を正すため、先端技術を駆使し、画期的な餌やり機を開発した。

アプリで操作する自動餌やり機「SmartFeeder」

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(出典:Petnet公式ページ

Petnet社の開発した「SmartFeeder」は、飼い主が外出中にも自動でペットに食事を与えてくれ、更にペットが健康的な食事をとるための様々な管理ができる賢い自動餌やり機だ。

一つ目の特徴は、「アプリで操作できる」こと。SmartFeeder専用のモバイルアプリ「Petnet App(Play Store/AppStore)」では、SmartFeederによって与えるペットフードの量や、餌やりの頻度を調節することが可能。また、外出時にペットが餌を食べたかどうかの通知を受けとることや、ペットフードの残量が少なくなった時には自動で注文することもアプリ一つでできてしまうのである。

そしてもう一つの特徴は、それぞれのペットに合わせた健康的な食事を自動的に考えてくれることだ。Petnet Appにペットの年齢、体重、目標体重、運動の頻度といったプロフィール情報を入力するだけで、AI技術によってそのペットに適切な食事の量、頻度、レシピなどを導き出してくれるのである。このSmartFeederでPetnet社は、電化製品の国際的な見本市であるCESの「イノベーションアワード」を受賞している。

更に、Nest社の開発したアプリ操作型家庭用防犯カメラ「Nest Cam」との連携機能が新たに加えられ、SmartFeederでペットが食事をとる姿が外出中でも安心してリアルタイムの映像で見られるようにもなっている。

更にペットに配慮した製品が登場!

SmartFeederに続いてPetnet社が開発したのは「SmartBowl」。SmartFeederが「アプリにつながる餌やり機」だったのに対しこちらは「アプリにつながる餌皿」だ。SmartFeederと同様にPetnet Appに入力した情報を元に、器に盛る餌の量をセンサーが検知し、ペットの健康状態に適した量になったら知らせてくれるというものだ。

ドライフードのみに対応しているSmartFeederに対し、缶詰など生の餌にも使用できるところに、ペットにもっとバラエティー豊かな食事を与えたいという飼い主への配慮が表れている。

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SmartBowlとPetnet Appの操作画面。(出典:Petnet公式ページ)

ITの技術者とペットフードの専用家のチームであるPetnet社は、IoTやAIといった先端技術によってペットの健康、そしてその先にある飼い主の幸せな生活を実現しようと取り組んできた。

インターネットにつながる餌やり機に飼い主の代わりにペットの食事を考えてくれるアプリ。―まさにペットとの付き合い方の未来を見せてくれるような革新的な企業だ。

会社概要

会社名 Petnet Inc.
CEO Carlos Herrera
創業 2013年
拠点 アメリカ合衆国
社員数 11-50人規模
事業内容 ペット用自動餌やり機及び関連アプリの開発
主な商品 SmartFeeder、SmartBowl
会社URL www.petnet.io
沿革 2013年 創業
2014年 シードラウンドにてGrishin Robotics社、Kima Ventures社、SparkLabs Global Ventures社、Launch Capital社より112万5000ドルの投資を受ける。
2015年 400万ドルの投資を受ける。SmartFeederでCESイノベーションアワードのソフトウェア・モバイルアプリ及び家庭用品部門を受賞。
2016年 SmartBowlを発売。シリーズA投資ラウンドにてPetco社等より1000万ドルの投資を受ける。

メンバー紹介

Carlos Herrera

Carlos Herrera
CEO・創業者
コロンビア大学にて金融工学の修士号を取得。IT企業のUnisys社や、航空・軍需メーカーのRaytheon社やNorthrop Grumman社でソフトウェア開発を経験。DreemHammer社ではドローン操作用ソフトウェアの開発主任を務めた。

Chris Diebner

Chris Diebner
CTO・創業者
Northrop Grumman社では航空エンジニアを、DreamHammer社ではCTOを経験。SDK Services社の創業にも携わる。

Dustin Morales

Dustin Morales
CDO (最高デザイン責任者) ・創業者
デザイナーとして受賞歴も持ち、自身のデザイン会社も持つ。ブラインドやカーテンの通販会社3 Days Blind やDreamHammer社でクリエイティブディレクターを務めた。

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SAKIGAKE編集部

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海外のスタートアップ、テクノロジーに関する最新情報を発信していきます。 海外の起業家たちが、何の課題に目を向け、どんなことを仕掛けようとしているのか。 最新技術だけでなく、未来を創ってきた人や、これから未来を創ろうとしている人の生活・人生もご紹介します。
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