膨大なデータや業務管理にお困りのライフサイエンス研究室のマネジメントツールはこれだ!-BioData Ltd.

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。BioData社は、生命科学系研究室の内外で研究者達が働きやすく、また研究業務の生産性向上に貢献するソフトウェア-labguru-を開発したスタートアップです。

変わるラボ(実験)ノート

世界中で何世紀もの間、紙媒体のラボノートが実験データのトラッキングに使われてきました(15世紀のダ・ヴィンチも持っていました!)。研究者の戸棚にはいくつものノートがあることでしょう。しかし今急速に電子ラボノートが広がっています、理由は知的財産の管理という点においてメリットが多いこと、研究者間のコラボレーションが紙媒体より容易なこと、より完成度が高く明確な実験記録ができること等です。最初はラボノートの手書き記述をサポートするソフトウェアが提供されましたが、現代では様々な情報をデータベースとして取り扱い、研究業務の生産性向上に寄与する電子ラボノートが普及してきています。
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(出典:labguru公式ページ
電子的記録に対し、多くの人は「簡単に改変できるのではないか?」と考えているかもしれません。現在では、電子的記録には安全対策が講じられ、記録作成や記録の維持保管に関するポリシーや手順も確立され改変はほぼ不可能です。

研究者のアイデア、様々なタスク、日課、コミュニケーションを一元管理

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(出典:labguru公式ページ
labguruはインターネットブラウザを介して、又はアプリ(App Store, Google play)としてアクセス可能なデジタルプラットフォームです。labguruにできることは多岐に渡ります。今では150万を超える実験用のサンプルや試薬の情報がlabguruに登録され、毎月2万の実験がlabguru内で文書化され、有名企業やノーベル賞受賞研究室でも使用されています。

labguruのポイントを見ていきましょう。

  • 実験に利用する手順書の管理
    手順書はlabgure上で編集やバージョン管理が出来ます。
    また、手順完成時にはメンバーに通知することも可能です。
  • サンプル・試薬類の情報管理
    サンプル・試薬類の情報は”Consumables page(研究室内のサンプル、試薬在庫管理表)”へ追加でき、将来の解析のため実験とつながりをもたせておくことができます。
    また、リスト化だけでなくそれらのトラッキング、配置・保管場所の管理、在庫管理もできます。
    過去には間違って試薬等を重複購入することもありましたがlabguru上のshopping listを使用すればそのような無駄な出費を省けます。
  • 実験結果の紐づけ
    手順書に従い行われた実験の結果(画像、データ、メモ等)はその実験に紐付けが可能です。
  • プロジェクト管理
    プロジェクトの進捗管理、研究スタッフの研究活動の監督・指導がlabguru上で行えます。
    プロジェクトレポートもワンクリックで作成できます。
    プロジェクトリーダーは研究室外でも、リモートで進捗や結果を確認し、スタッフとのコミュニケーションもタイムリーに行えます。

ライフサイエンス分野の研究開発は、人類の病、食料、環境問題への貢献が期待され国際的な研究会開発競争は激化してきています。日本も、欧米だけなく中国や韓国などアジアの国々とも凌ぎを削っています。このようなツールが普及することで、研究者の皆さんがより働きやすく、アイデアや様々な研究者間でのコラボレーションが促進され、人類の「よりよく食べる・暮らす・生きる」につながる開発・応用化が進むこと期待したいですね。

会社概要

会社名 BioData Ltd.
CEO Nils Drache
設立年 2007年
拠点 イスラエル
社員数 11-50人規模
事業内容 研究室の生産性向上に寄与するデジタルツールの開発
主な商品 labguru
会社URL https://www.labguru.com/

メンバー紹介

Jonathan Gross

Jonathan Gross
創設者
イスラエル IDCヘルズリア大学(コンピューターサイエンス・学士)、イスラエル ヘブライ大学(バイオテクノロジー・修士)、ケンブリッジ・ジャッジ・ビジネス・スクール(経営大学院)。
Jonathan Gross氏は、コンピューターサイエンスとバイオテクノロジーを学び、その後数年間研究室で働きました。そこで彼のプログラミングスキルを活かし研究室内の様々なタスクや日課をサポートしてきました。その経験がlabguruを生み出すきっかけになりました。どのように研究を行い、膨大なデータや情報をまとめ、よりよい研究を行うツールを生み出すことに集中しBioData社を創立しました。そして、多くの研究者達(教授やリサーチリーダー)と協働しlabguruを開発しました。

Nils Drache

Nils Drache
CEO
ポルトガルのポルト大学(経営学)卒業、ドイツ バイロイド大学経営学修士取得。
Nils Drache氏はデジタルマーケティング、オンラインマーケティングで長年の経験をもち、多くの会社で多大な貢献を残してきました。マーケティング分野でベンチャー企業へのコンサルタント、オンラインマーケティングのセットアップや最適化も数多くこなしてきました。

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SAKIGAKE編集部

SAKIGAKE編集部

海外のスタートアップ、テクノロジーに関する最新情報を発信していきます。 海外の起業家たちが、何の課題に目を向け、どんなことを仕掛けようとしているのか。 最新技術だけでなく、未来を創ってきた人や、これから未来を創ろうとしている人の生活・人生もご紹介します。
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